ジンベエザメの回遊経路調査について
2019年10月19日、ジンベエザメにデータロガー(小型記録装置)を取り付けて放流しました。 取り付けたデータロガーは2つで、調査期間の異なる1ヶ月間用と1年間用です。そのうち1か月間用のデータが回収でき、専門機関で解析した結果、遊泳経路がわかりました。
徳島県の沖合から、和歌山県、三重県の沖合まで移動したジンベエザメが、大阪湾へと遊泳方向を変えました。大阪湾の水温が例年より高く、シラスなど餌となる生物を追って移動した可能性があるのでは?など、考察しているところです。また、過去の調査記録では、ジンベエザメは海水温の低下に伴い南に向かっていますので、今後、海水温の変化とともに、南に向かうのではないかと考えています。
※以降の遊泳経路は、1年間用データロガーが切り離され、データが回収でき次第、専門機関による解析後に判明します。(2020年10月以降)
【過去の調査記録】
海遊館では、ジンベエザメの研究フィールドを自然の海と飼育下の両方におくことで、まだわかっていないジンベエザメの生態解明に役立て、保全活動に貢献してまいります。
最新のニュース
-
2024.04.17「ちびうそ」たちがいよいよデビュー! 昨年誕生したコツメカワウソ3兄弟が「日本の森」へ登場します
-
2024.04.10令和6年能登半島地震災害に係る義援金募金について
-
2024.04.05【4/11~5/31】今年もジンベエザメが空を舞う!?「ジンベエのぼり」を掲揚します。今年は「サンゴのぼり」が初登場
-
2024.03.21ワモンアザラシ「ミゾレ」のオリジナル切手を、期間限定で通信販売します。 ※終了しました。
-
2024.03.11ArCSⅡ沿岸環境課題 共同講演会『北極圏の今を知り、未来へつなげる ~アザラシからわかること~』開催のお知らせ
-
2024.02.27【3/5 OPEN】サンゴが主役の新特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」とミニ企画展を開催します