特別企画展「アクアライフ 愛のかたちはさまざま」を開催!
生き物たちは、自然環境の変化に適応し、長い歴史を経てユニークな生態や形態を身に付けました。特別企画展「アクアライフ 愛のかたちはさまざま」では、生き物たちの"繁殖"をテーマに、不思議な繁殖生態をもつ約30種130点の生き物を展示します。
《展示期間》平成24年12月14日(金)~平成25年3月12日(火)
※休館日(1月9日・10日、2月6日・7日)を除く
※休館日(1月9日・10日、2月6日・7日)を除く
《場 所》海遊館5階企画展示室
《料 金》海遊館入館料に含む
《展 示 数》約30種130点(予定)
《水 槽 数》10基
※生物の状況により、展示の中止または一部変更する場合があります。
海の生き物には、繁殖のために性を変えたり(クギベラの性転換)、オスがメスの産んだ卵をおなかの袋で守ったり(タツノオトシゴの育児嚢(いくじのう))と、ユニークな繁殖や子育てを行う種類が少なくありません。オスが大きなハサミを振ってメスにプロポーズをしたり、繁殖期にはペアで寄り沿って過ごしたり、その"愛のかたちはさまざま"です。
本企画展では、生き物の"繁殖"をテーマに、6つのコーナーを設け、合計10基の水槽で約30種130点の生物を紹介します。また、イトヨの巣作りや求愛ダンス、タツノオトシゴのオスの出産シーンなどの貴重な記録映像もご覧いただきます。
【主な展示コーナーと展示生物】
≪性を変える魚たち≫
展示種:クギベラ
クギベラをはじめ、ベラの仲間は、メスからオスへと性を変えます。「雌性先熟(しせいせんじゅく)」と呼び、小さい時はメスとしてたくさんの卵を産み、成長し体が大きくなるとオスになり、たくさんのメスに卵を産ませます。
≪愛の巣作り≫
展示種:イトヨ、ファインスポッテドジョーフィッシュ
自らの身を守り、子どもを守るために巣をつくる魚がいます。巣の材料は、水草や石、サンゴなどさまざまで、生息環境に合わせて、丈夫で安全な巣を作り、メンテナンスも欠かせません。映像にて、イトヨとジョーフィッシュの巣作りと繁殖の様子を紹介します。
≪求愛行動≫
展示種:トビハゼ、ハクセンシオマネキ
トビハゼとハクセンシオマネキは、ともに干潟にすむユニークな生き物です。トビハゼのオスは泥の中に巣を作り、メスにプロポーズをして巣に誘います。ハクセンシオマネキのオスは、大きなハサミを持つことが特徴です。このハサミを大きく振ってメスにプロポーズする姿がまるで潮をよんでいるかのように見えます。
≪あつあつカップル≫
展示種:オトヒメエビ、クロユリハゼ
海の生物にも繁殖の期間を通してパートナーを形成し、ペアで寄りそってくらす生き物がいます。なかには、絆が深く、飼育担当者がパートナーを変えようとしても、うまくいかないことがあります。
≪愛の結晶≫
展示種:サンゴトラザメ
サンゴトラザメの卵を紹介します。魚の仲間は、交尾をして繁殖し、卵を産む種類と赤ちゃんを産む種類があります。サンゴトラザメは、広い海で無事にパートナーを見つけ繁殖行動を行うと、卵の中で小さな生命が誕生します。今回の展示では、サンゴトラザメの赤ちゃんとともに、サンゴトラザメの卵もあわせてご覧いただけます。
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